Novel Of Keisuke Matsuoka

催眠 特別篇
小学館 ; ISBN: 4093860599 ; (2000/07)1200円
 ミドリの猿、そして紫の蝶…。すべての発端がここにあった! テレビドラマ版「催眠」、映画「千里眼」へと続くシリーズの原点。1997年に刊行されたものを改訂増補したもの。

大筋は「催眠」と変わらないが、キャラクターを当時ヒットしていた映画版「催眠」とその続編のドラマ版、さらには「千里眼」との結びつけを図って改変したもの。カラオケで嵯峨が歌う曲は「青い山脈」から「夜空ノムコウ」へと変更されるなど、パロディ色が濃い。主犯格がメフィスト・コンサルティングにされていることから、千里眼シリーズと結びつけて読むにはオリジナルの「催眠」よりも本書のほうが適している。倉石が朝比奈の父親だと印象付ける場面も書き足されているが、ドラマの設定に合わせたものらしい。しかしながら、企画段階で倉石が倉沢と改められた(最終回の設定が原作シリーズにおける倉石のキャラクターにそぐわないため)ので、無意味になってしまったらしい。