Novel Of Keisuke Matsuoka

千里眼 岬美由紀
小学館 ; ISBN: 4094032584 ; (2002/06) 619円 

 岬美由紀の言動をすべて看破する北朝鮮の謎の刺客・李秀卿が、身近警護網を突破。その直後、日本海海岸で北朝鮮に拉致されたとみられていた少女・星野亜希子が思わぬかたちで発見される。李の残した数少ない手がかりをもとに、岬美由紀は一路、ニューヨークへ。ついに彼女の居場所を突き止めたが…。危難の果て、突如、二人の女のあいだに芽生えた友情―。しかし、そのときこそ、"悪魔という名の神"の密使・ダビデが最後のカードを切った瞬間だった。小説界のイリュージョニストが、不可能を再び可能にする。
 
上巻である「メフィストの逆襲」に引き続き、ハードカバーでは「千里眼の瞳」として徳間書店から刊行されたストーリーの文庫バージョン・後編である。この作品で初めて、小説のなかの世界でも千里眼シリーズが刊行されていて、それもメフィスト・コンサルティングが出版社にネタを提供しているが判明する。また、終盤で登場する米軍の兵器は次作「千里眼の死角」の重要な伏線となる。