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| 千里眼の水晶体 |
角川文庫 ; ISBN:9784043836048C0193 ; (2007/01)540円(税込) |
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高温でなければ活性化しないはずの旧日本軍の生物化学兵器。折からの日本の温暖化によって、忘れられていたこの細菌が暴れ出した! 感染した親友を救うために、岬美由紀はワクチンを入手すべくF15の操縦桿を握る。 同時発売された新シリーズ3部作のうち、最もキャラクター、プロット、テンポのよさ、展開の意外性などがバランスよく配分された娯楽作がこれ。角川に移行しても千里眼シリーズは常に「最新作が最高傑作」である。この作品では旧シリーズの「千里眼とニュアージュ」と同様に旧日本軍の化学兵器がパニックの元となるが、旧作と異なるのはそこに描かれた真摯なドラマ、そして友情だ。雪村藍を救おうとして果敢に行動しつづける美由紀の姿が胸をうつ。そして本作で初登場となる新たな敵、西之原夕子の誕生篇としても見逃せない。自衛官時代に手放したランボルギーニ・ガヤルドを駆って西へ東へ、そしてジェット戦闘機に乗り海を越える。マインドシーク・コーポレーションのジェニファー・レインの再来、そして怒涛のクライマックスを迎える。新たな岬美由紀像は、洗練されたインテリジェンスを発揮しながらも女性としての弱さを隠さない、人間味溢れるキャラクターで、従来にない魅力に溢れている。 詳細 |
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